キジバト2

キジバトが大人になるというのはこんな感じで

黄色い羽が無くなる

首横の縞模様の羽が現れ始める

鳴き声が「ぴよぴよ」から「ブウブウ」に変わり始める

暫くはぴよぴよとブウブウが重なって聞こえる

そのうちぴよぴよが聞こえなくなる

ブウブウのみになり、まもなくそれも言わなくなり

普通にしている時は無音になる

(何か気に入らない時なのか言いたくなった時なのかわからないが

ごくたまにとても小さい声で「ブウ、ブウ、」をずっと言っている時がある)

言いたくなると野生のキジバトのようにさえずる

きっかけはわからないが突如鳴く

クチバシは開けないのでよく言われる「デデ、ポーポー」は表現としては違うと思う

じゃあ何なのか…「ぐぐ、ぐーぐー」かなあ

この頃はもう首の縞模様がハッキリする

 

11ヶ月が経って、初めて卵を産んだ

それから毎月1回は卵を産む

1回につき2個

初めは安定せず大きさも小指の爪くらいの物凄く小さいものだったり1個だけだったり

そのうちウズラより少し小さい卵を2個確実に産むようになる

抱くのだが当然無精卵なので生まれない

2週間くらいで諦める

ホルモンバランスが変わるのか、

卵モード(産む数日前から抱卵中)時は怒りやすく用がある時以外は就寝時も巣に座っている

鳥籠の中に普通の時は就寝時止まり木に止まってフンをするが

抱卵中は絶対にしない、必ず鳥籠の外でフンをする

諦めると急にペット(普通)になる(肩に乗ってきたり頭に乗ってきたり)

もちろんフンも好きな時にどこでもするようになる

 

卵モードと普通モードは大体2週間くらいで繰り返す

普通モードに切り替わった頃水浴びをする(卵に飽きた2日後くらい)(しない事もある)

卵モードが始まると最初は人にベタベタする

首の後ろにいたがる

パソコンでもしようものなら前傾の首の後ろがはまりやすいようで

ずっと横向きに座り込んでいる(暑い)

自分のお気に入りの所に座り込むか人の首後ろにいるのを数日繰り返して

そのうち自分の巣に籠る

巣の中で仁王立ちしている

1日か2日で卵が産まれる

次の日もう一個産んで、座り込む

こんな感じである

卵を産むと餌は自分でも食べるが給餌を待ってる向きもある

仕方がないので人間が給餌をする

チーズやカシューナッツを小さくしたもの等を適当にあげ水も飲ませる

 

大人になると好みが変わってきた

チーズやご飯粒などは相変わらず食べるが

とうもろこしやポップコーンは食べなくなった

主食はえん麦に小鳥用むき餌も加えた

・パンは白い部分を適当な大きさに丸めたもの

・フルグラの真ん丸い形状のものだけ

・煎餅(歌舞伎揚げ、ハッピーターン、味調べ、塩味かき餅等のかけら)

・ピーナッツよりもカシューナッツ(割る)

・スパゲッティの茹でてない状態のものをとても小さく折ったもの(えん麦の大きさを超えない)

・茹でスパゲッティを小さく切ったもの(うどんや蕎麦も食べる)

・ピーマンの種

・浅漬けきゅうりの種やその周辺(つついてちぎって食べる)

・白胡麻(黒胡麻も食べるがどちらかと言うと)

全然わからないのは、何が一番好きって

氷!溶けるのがわかっているのか急いで食べる

少しくらい大きくても飲み込む

冷蔵庫の氷が入ってる引き出しを開けると凄い勢いで飛んでくる

味ないのに…喉越しが良いのかなあ(季節も関係無い)

もちろん1個か2個のかけらをあげたらもうあげないが

 

前回飲み物の話が無かった

基本水だがその他に

・みそ汁

・牛乳

・お茶

・コーンポタージュなど(もちろん熱いものは冷ましたもの)

ジュース果物系は飲まない固形も食べない

まあ、穀類を食べる種族だから果物には興味ないのだ(肉食でもないので虫は食べない)(しかし卵サラダを食べることがある)

飲み方は他の鳥のようにいちいち上を向かず吸い込むことができるのでスマートである

イソップ寓話で鶴が食事に呼ばれる話があるが

これが鳩だったら狐にギャフンと言わせられただろうに